北米開教区

「おかげさま」・・・仏教について日系雑誌で連載

[]  2017/6/26

全米では最大の日系コミュニティを含む南カリフォルニア。届け出ベースでは約9万人の在留邦人が駐在員や家族、企業家、学生として生活していると言われ、紙面・デジタル等による日本語メディアのフリーペーパーが多数発行されています。そうした家庭では、日本語でものを考える日本人の両親が、現地の小・中・高等学校で一般のアメリカ人と共に英語で生活する子供たちを育てる、という状況は避けられません。アメリカ社会はキリスト教の伝統に基づいて形成されており、当然その文化・慣習・教育も色濃く影響を受けています。すると、子どもたちにとっては「どうも学校で見聞きすることと両親の言うことが違う」、親たちにとっては「子供の言うことがよく分からん」という事態が起こります。成長する環境が異なるのですから当然です。親も子も、その願いは「日系として誇りをもってアメリカ生活を送る」ことです。しかし、それぞれの生活慣習の根底にある宗教の考え方を知ることなしに、それらを理解するのは困難です。

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今年、縁あって当地のフリーペーパー「QOLA」さんと、「キリスト教の社会環境だからこそ見えてくる、日本の慣習の底にある仏教について、米在住の日本人の方々に改めて考えていただく機会になるのでは?」と4回の連載を行いました。データ化されていますのでリンクを添付します。ご一読いただければ幸いです。

第1回: 日本人は無宗教?宗教との関わり合いとは
http://qola-la.com/articles/672/

第2回: 私はどこから来たの?先祖から受け継ぐ「ご縁」とは
http://qola-la.com/articles/688/

第3回: 命の恩に報いる「いただきます」
http://qola-la.com/articles/713/

第4回: お互いさま・おかげさま・思いやり
http://qola-la.com/articles/724/

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