北米開教区

2019年1月20日 御忌法要と新年会

[]  2019/1/28

1月20日(日)、約50名の檀信徒参詣のもと年明け最初の定例法要『御忌法要と新年会』を勤めました。当院では御忌に併せ、新たな一年の家族の無事安全を念じ『新春家内家族安全祈願』を勤めています。この祈願では、申込者お一人ずつ阿弥陀如来と法然上人と対面して灌頂洒水の作法を受け一年の精進を誓い、祈願の証しとしてお札を授かるという儀式を行っています。お札はご自分の家族に留まらず息子・娘家族のために、また当日参詣はできないけれど孫のためになど複数申し込まれる方もあり、今年は23のお札を仏前にお供えしました。

また、毎回の定例法要で水子供養を併修していますが、この御忌では一般コミュニティより3家族が水子供養に申し込まれました。うち2家族は日系アメリカ人と非日系アメリカ人のカップルで、それぞれ親からの進言や地域の口コミを通じて水子供養を縁に初めて当院に参詣した方々です。水子供養では地蔵菩薩前で念仏・焼香し回向の証しに小さなお塔婆を授けます。明らかにどちらのカップルにとっても生まれて初めて称える念仏だったことと思いますが、真剣な様子で合掌しお塔婆を手に「なむあみだぶ」と声に出しておられます。驚いたことにその後の新年会での食前の十念でも彼らが声を出して唱えている姿に触れ、お念仏の力に目を見張ると共に、改めて寺方の自分たちこそお念仏の力がよく分かっていないのではないかと省みた次第です。

法要では参詣者全員で練習した「一枚起請文」を唱え、木魚念仏して三唱三礼を勤めました。後根定璽総監の法話、その後場所をホールに移し新年会と続き、婦人会の方々が早朝から料理したお弁当とお雑煮をいただき、皆で新年を祝いました。

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