北米開教区

2018年3月18日 春彼岸法要・水子供養

[]  2018/7/24

春彼岸の3月は慌ただしい月で、第2日曜はシカゴ教会所、第3日曜はロサンゼルスの本院、第4日曜はラスベガスでそれぞれ春彼岸法要を勤めます。アメリカでは多くの州で夏時間制を採用しており、今年は第2週の日曜日から夏時間に入りました。今年のこの時期は東海岸は極寒、西海岸でも肌寒い日が数日ありました。シカゴのお彼岸は極寒の中、一方ロサンゼルスでは暖かい気候で、日本と違って「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉はなかなか当てはまりません。ところで、ここアメリカで春の訪れを告げる宗教行事はイエス・キリストの復活を祝う「イースター」で、毎年4月初めの日曜は「イースターサンデー」と呼ばれます。実際に「イースターサンデー」を境に気候も春めくことが多いように感じます。ロサンゼルスでは3月18日(日)、暖かい陽射しの中、約40名の参詣者と共に春彼岸法要を勤めました。当日は朝8時から婦人会並び有志が寺に集合、10~80代の年齢層にまたがる十数人の女性達はキッチンでにぎやかに料理、男性陣は表の清掃や受付準備にあたり、参詣者を迎えました。当院では2008年より水子供養を勤めていますが、檀信徒はじめ一般社会の方々から申し込みを受け、個別に、あるいは寺院での定例法要の折に合同で回向しています。水子供養では小型の経木塔婆をあげ、仏前並びに地蔵菩薩像で申込者と共に念仏回向を勤めます。今回の春彼岸では3家族が水子供養を申し込み、檀信徒の木魚念仏の輪に加わりました。法要後は婦人会の手によるお弁当を皆で楽しみました。

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翌週3月25日(日)はラスベガスに出向き、ベガス在住のロス本院メンバー3家族と共に春彼岸法要を勤めました。ロサンゼルスからラスベガスは陸路約5時間のドライブの距離で、南カリフォルニアから多くの方々が移住されています。2014年から始まったラスベガスでの春彼岸も今年で5年目を迎え、年に一度とはいえ法要・法話・懇親会を続けています。メンバーご自宅での法要で、ベガス在住者が皆知り合いというわけでもなく、多くの方々が集まれるわけではありません。しかし、毎年「遠くにいる私達を忘れないでくれて有り難う」との言葉をいただき、出向くこちらの方が心温まる気持ちにさせられ、開教の原点を教えてくれる出向でもあります。

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