
2021年の活動状況
[報告] 2026/10/13
2021年上半期は依然ロックダウンが続き、ZOOM使用の活動が多くなりました。そのZOOM使用で、昨年開教使補となったフランク光然氏が立ち上げたドイツの「ライン川浄土宗」のメンバーとの交流、仏教講習会、念仏会を行いました。9月に大本山清浄華院で開催された24時間不断念仏会ではZOOMを使用しフランスとドイツのメンバー合同で1時間のお念仏に参加しました。下半期にはロックダウンが緩和され、以前のようにホテルの会議場を利用した活動に戻ることができました。新年会も日本式にお屠蘇をいただき控えめながら行いましたが、メンバーが一堂に集い行事が出来ることはとても大切で有意義なことを改めて認識しました。
10月、ドイツのメンバーの希望で帰敬式を行いました。フランク光然より、仏教徒になり浄土宗の門に入りたいドイツ人の方が二人いることを聞いてのことです。彼らはその入門儀式、つまり帰敬式を受けることを希望しているとのことでした。一昨年よりZOOMで紹介され、講習会に参加しており、私も旧知の二人でした。フランスで仏教結婚式は二つ行ったが、帰敬式は初めてのことです。欧州で初となる帰敬式は貴重な機会であるので、当協会の橋本副代表も同行を依頼しました。フランスでも行いたいと思い、ぜひその儀式を見て欲しいと思ったからです。
10月中旬の週末、私たちは車にご本尊、両大師、仏具、木魚など結構な量のものを載せ、ドイツのボン市に向かって出発しました。帰敬式に希望者二人が住むのはドイツ南東バイエルン州のティアスハイム市(チェコ共和国との国境近く)です。まず、フランク光然氏と、かつて(ソビエト連邦時代、つまり「ベルリンの壁」があった時代)ドイツの首都であったボン市郊外で合流し、のそれからバイエルン州に向かいました。パリ→ボン市→バイエルン州、約1000km以上の距離だったと思いますが、ナビシステムのおかげで迷うことなく到着しました。
翌日の昼過ぎに帰敬式受講者の住む町に到着、彼らが住むアパートのサロンの一室で帰敬式を勤めました。午後4時より道場洒水をし、受者二人にお数珠の掛け方、合掌、礼拝の仕方、そしてご本尊阿弥陀如来、宗祖法然上人などについて説明し、フランク光然氏が通訳します。三帰三竟の説明は私が14歳の時受けた得度式を思い、時の椎尾弁匡台下から受けた教えを伝えました。
私はこの帰敬式のためカボチャの種を持参しました。フランスで自然農業に従事している橋本副代表よりいただいたものです。3年前より協会拠点アコンで栽培し、昨年実に立派なかぼちゃが成り、その思いを受者にお話ししました。小さな種の中にご先祖よりの命の連なりがあり、それが大自然の生命のお陰で芽を出し、成長し、花が咲き、そして実が成ること、それとお念仏の思いを合わせてお伝えしました。この帰敬式のために、私は真野台下ご生前にパリに来られたある年、随行の方が持参し当会に寄進下さった木魚を持ってきていました。この木魚で受者と共に念仏唱和すると良い音がサロンに響きました。この体験が梵音のように受者の心に響き、良い思い出と共に今後の人生を導くことを念じました。翌日、お二人は私たち一行を昼食に招待下さいました。受者の一人の亡祖母から教わったチェコ料理とのことで、皆で合掌十念して美味しくいただきました。

