
2020年の活動状況
[報告] 2026/10/13
私たちが住んでいるこの世界には戦争、紛争、争いが絶え間なく続き、また自然災害を受け困窮する地域、町、村々があり、そして生命の不安を抱え、圧制、暴力、貧困、飢餓で苦しんでいる人たちがいます。誰もが日々それぞれの問題を抱えて生きています。私たちはいかに生きるべきか?人が人として生きるということは如何なることか?幸せに生きるとは如何なることか?お釈迦さまは人の善なる道を求め、歩まれ、その法を説かれました。そして素晴らしいお弟子の方々によってその教えは多くの国々に時を超え伝えられました。もしお釈迦さまの教えがこの世に無かったら、また無くなったら世界は、私たちはどのようなあり方、生活、生き方をしているであろう?2020年はそんなことを考える年になりました。その教えを学び、生かし、平和で人々が幸いに日々を過ごせる世界、社会を建設するよう、たとえそれが小さな活動でもその教えの輪が広がることを祈る一年でした。
2020年初春より世界でCovid-19禍が生じ、日に日に感染者が増大していきました。フランス政府は3月中旬より5月中旬、10月下旬より12月中旬の2度のロックダウン政令を施行しました。そのため3月の春彼岸会、4月の花まつりはロックダウンで中止しました。5月は大本山増上寺で開かれる24時間不断念仏会にフランスより参加し、当協会拠点アコンにて一人、一時間のお念仏をお称えしました。6月か7月に協会拠点アコンでメンバーが集い、恒例の親睦のBBQをする予定でしたが、ロックダウンが一時解除されたものの大事をとり、開催を控えました。8月はご先祖を敬い感謝のお盆をメンバーと相談し開催し、多くの方々が集われ、和やかなお盆法要になりました。9月の彼岸会では、大本山清浄華院で行われる24時間不断念仏会に参加しました。腰かけての念仏15分、そぞろ歩きのお念仏15分、それを交互に一時間の念仏をお称えし、併せて大恩ある真野海台下の一周忌法要をメンバー一同と厳修しました。
10月の十夜法要はCovid-19感染者増大のため中止しましたが、やはり下旬より二度目のロックダウンが施行されました。12月の半ばよりロックダウンの条件が緩和され、メンバーの方と相談し、報恩感謝法要会と忘年会を開催しました。新年を迎えるにあたり、一年無事に過ごさせていただいたすべてのご恩に感謝し、また亡くなられたメンバーの方、ご先祖、ご家族、ご友人、旧知の方々の冥福を祈り法要を勤めました。
年が明け一月、初参りと互例会で新年初の勤行とお念仏。参加者一人一人新年の挨拶や年頭の思いなどを語り、お屠蘇をいただく日本式新年セレモニーを楽しみ、Covid-19禍のため例年より早めにお開きとしました。
その他の行事として、7月下旬にある道場の開眼供養を行いました。協会メンバーにフランス人で居合道免許皆伝の方がいます。彼が新居に道場を造り、ご希望で開眼供養を勤めました。お弟子たちが稽古に集う神仏一体の道場です。居合道の披露も行われ、誠に素晴らしいものでした。
現在もCovid-19禍は依然収束を迎えてはいません。そんな事態の中、この近年当協会の発展に寄与された五人の方が逝去され、寂しい思いを味わう一年でした。まだ厳しい社会状況は継続中ですが、政府からの発令を尊重し、メンバーの方々と相談し「仏教の集い」を行っていこうと思っています。



