南米開教地

2024年 南米開教区レポート

[報告]  2026/10/13

初代開教総監長谷川良信上人は「仏教(念佛)、教育、福祉三位一体の開教」を南米開教の理念としました。この理念を継承した第2代総監佐々木陽明上人をはじめとする歴代開教使と護法の信念厚い檀信徒が結束して「南米の大地にお念佛を!」を合言葉に70余年、さらに積極的に開教事業を展開しております。いよいよ来年は、コロナ禍により延期していた開教70周年記念行事として、大本山清浄華院御法主飯田実雄台下ご親修のもと、日本からの参拝団をお迎えして、6月6日にサンパウロ別院にて開教70周年記念式典、そして6月8日にはクリチバ日伯寺落慶法要を厳修いたします。

さて、この70周年の主要記念事業である「クリチバ日伯寺本堂建立」の進捗状況として、まず2024年9月、上棟式を行いました。式にはクリチバの領事館より副領事をはじめ、市議会議員、日本人会会長を来賓に迎え、檀信徒、関係者も駆けつけ約100名の参列者を迎えて盛大に行われました。第3期工事の本堂建設に着工、現在、建物の構造、屋根工事も終わり、落慶に向けて大詰めの内装、外装工事に入っております。

勧募活動も日本とブラジル両国で活発に行われました。日本においては、昨年3月に勧募が終了。佐々木、大江田開教使、櫻井開教使がそれぞれ訪日し、2年間をかけて合計7回の訪日で全教区を回り、合計442ヶ寺を勧募訪問し、おかげ様で当初の目標金額以上の寄付金のご協力を賜りました。この訪日勧募に際し、移動、宿泊の手配、訪問先との連絡など、元南米開教使のみなさまには全面的にご協力いただき、また各教区においてご案内いただいたご寺院様はじめ多くの方々にお世話になりました。心より厚く御礼申し上げます。

ブラジルにおいては、現在もクリチバ総代をはじめ、各寺の開教使、総代が檀信徒のみならず広く地域社会にまで寄付のお願いを呼びかけ、文字通り開教区の総力をもって勧募を継続しております。その一環として、一昨年12月より、檀信徒よりご寄付頂いた自動車を景品とする抽選券の販売を行いました。これは日本にない習慣ですが、ブラジルでは教会を建設する時など、より早く寄付を集めるとともに、広く建設事業を宣伝する目的で一般的に行われております。2024年の5月末まで券を販売し、6月初めに抽選が行われました。この事業により日本円にて約1千万円の収入となりましたが、収入以外にも、ブラジル全国にわたって本堂建立事業及びクリチバ日伯寺の活動を知って頂き、多くの人とご縁を結ぶという点でも大変大きな成果がありました。本堂建立に対する気運もより高まり、檀信徒の方々との団結力もより強まった素晴らしい事業となりました。現在、屋根工事に際し瓦志納も行っております。今後もブラジル国内での寄付勧募に力を入れて参ります。

開宗850年を迎えた昨年、当開教区においても8月24日にサンパウロ別院にて全4ケ寺合同、参列者90名にて慶讃法要を厳修しました。法要後に得度式が行われ、マリンガ日伯寺1名、クリチバ日伯寺3名の信徒が僧侶の道を歩み始めました。この佳き節目に、南米の地で確かに浄土宗の教えが根付いてきていると開教使一同喜んでおります。今後も開教区一同、より一層団結して、南米開教の発展、念佛弘通の為に精進して参りたいと思っております。

default

  • 一覧へ戻る