ハワイ開教区

新春 開山上人に祈る(ハマクア浄土院)

[報告]  2020/1/6

新春 開山上人に祈る

—哀愍護念と寺門清寧を念じて—

 

ハワイ開教のパイオニア岡部学応上人はハマクア仏教会堂(現:ハマクア浄土院)の開山上人であるが、同寺は創立以来ハマクア地方五耕地の「日本人総菩提所」として繁栄を誇ってきた。

 

しかし、戦後のハワイ砂糖産業の衰退、砂糖耕地の閉鎖で同地方は過疎化し、同寺は寺門経営維持の厳しい現実に直面してきているが、同院は近年、困難な中にも自己資金で本堂の修復、ペンキ塗装、また、ハワイ歴史保存財団の理解を得て、フリーマン財団よりの資金援助をうけ、屋根の歴史的原型修復を完成するなど、寺院護持に懸命の努力をそそいできている。

 

開山岡部学応上人来島125周年の昨年2019年には、同院は夏のお盆法要を「ハワイ浄土宗開教125周年記念慶讃盆法要」として勤め、開山上人以降、歴代の先達諸上人、檀信徒に奉謝の追善供養を行った。

 

今後、同院は境内敷地買収などの大きな課題をかかえ、一層の努力が要請される中、主任、ワジラワンサ開教使は、正月、開山上人の尊像を礼拝し、開山上人の加護を祈念し、本尊前に哀愍護念と寺門清寧を祈願した。

 

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