ハワイ開教区

ヒロ明照院カクマ販売

[報告]  2017/4/17

ハワイ島はハワイ諸島最大の島で、岐阜県ほどの面積があります。島の中ほどにあるマウナケア山(4205m)とマウナロア山(4169m)の山頂付近は冬になると雪が降ります。

島の西部は雨があまり降らず、溶岩に覆われています。島の東部は雨が多く、森に覆われています。この島には地球上の13の気候のうち11の気候があるそうです。

ヒロは島の東部にあり、周囲は雨森です。森の中に、カクマという大型のシダ植物がたくさん生えています。

kakuma plant これは庫裏の庭に植えてあるカクマです。

kakuma new leaf 2 毎年春になると新しい葉が生えてきます。

kakuma picked 護持会員の男衆が森へ入って摘み

kakuma boil 寺に持ち帰って茹で

kakuma cooling 水で冷まし

kakuma peel 皮をむき

kakuma akunuki 水にさらしてアクを抜き

kakuma prepared 袋に詰めて売ります。

総勢30名ほどが手伝いに来て、大量のカクマを処理して袋に詰めました。

買ったカクマは水の入った容器にいれて冷蔵庫で保存し、何度も水を替えてさらにアクを抜いてから調理します。

食感は柔らかく煮たメンマに似ていて、味があまりなく、煮物や酢の物にします。季節感に乏しいハワイの、春の食べ物です。

本堂では日曜学校の家族が明日の花祭用の花御堂を作りました。

hilo hanamido2

文責 ヒロ明照院主任 宮崎潤心

 

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