ハワイ開教区

ハワイ島キラウエア火山噴火

[報告]  2018/5/7

ハワイ島キラウエア火山の噴火は日本の報道機関でも取り上げられているようです。噴火地点は2014年に溶岩流があったパホアから数キロ東の住宅地です。

2014年の同火山溶岩流は、パホアの町の手前で止まりました。

キラウエア火山の噴火は、地面が裂けてそこからドロドロとした溶岩が出てきてゆっくり広がってゆく、という感じです。

今回の噴火地点から最寄りの浄土宗寺院はカーチスタウン浄土院で、20キロほど離れています。ヒロまでは30キロほどあります。どちらも溶岩の影響はほとんどありません。昨日(4日)は噴火が原因とみられる地震がありました。ヒロでは食器棚の皿がカタカタ鳴った程度で、停電もありませんでした。カーチスタウン浄土院では壁に掛けられた歴代上人の写真がずれたり納骨堂の位牌が倒れたりしていたようですが、ご本尊や道具類は無事でした。

2006年にハワイ島西部を震源とする大きな地震がありました。その時私はコナから70キロほど北にあるハヴィ浄土院におりました。私が勤めていたハヴィ・コハラ・ハマクア浄土院では強い揺れでご本尊や墓石や石碑や石灯籠が倒れたり、食器類や花瓶が散乱したり、壁が崩れたりして相当の被害がありました。その時には宗や浄土宗青年会やヒロを中心とするハワイ島東部の浄土宗有志その他関係者の皆様に大変助けられました。

今回はいまのところ無事を報告できることを不幸中の幸いと感じております。一刻も早く溶岩が止まることを祈ります。

文責 ヒロ明照院主任・カーチスタウン浄土院兼務主任 宮崎潤心

 

 

 

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