ハワイ開教区

カフルイ浄土院110周年

[報告]  2019/10/18

カフルイ浄土院110周年

– 報恩感謝の法会行う –

カフルイ浄土院は本年、旧プウネネ「浄土宗教会堂」時代から数え110周年、プウネネの地より、カフルイの新開地に移転、新寺健立を成し遂げてより50年を迎えたところから、10月13日、メンバーが集い、報恩感謝の法会を行った。

同院は1909年(明治42年)原聖道師がマウイ島プウネネの地で布教を開始、爾来 歴代の開教使の献身により、マウイ最大の砂糖耕地の寺として、「マウイ実科女学校」を経営するなど、宗教、教育、文化のコミュニティセンターとして、地域社会に貢献、大いに栄えてきた。

しかし、太平洋戦争の勃発による開教使の米本土抑留、寺院活動の停止という危機的な時代を経て、さらに1959年(昭和34年 砂糖会社は耕地キャンプ(就労者住宅集落)のとりこわし、耕地拡大を発表。住民は新開地に土地を求め、家を建て移転せざるを得なくなり、檀信徒は拡散し寺院のみがキビ畑の中に取り残された。

これを憂えた時の開教使 新保義道師はメンバーを説得、一同が多大な借入金をかかえ、困難な折しも、新開地カフルイに境内地を求め、関係者の多大な犠牲と労働奉仕のもと、1969年(昭和44年)7月、新寺健立を成し遂げ、名称も「カフルイ浄土院」と改称したのである。

以来、マウイ島中心地の寺院として後に続いた開教使諸師の尽力により、法灯が高く掲げられ今日に伝えられてきた。

報恩感謝の法会は、9月教区会で新総監に就任した、石川広宣開教総監の導師で、別院新赴任の高野明宏開教使も随喜し営まれ、カフルイ兼務主任の原潮音師がメッセージと謝辞をのべた。

「感謝の集い」では、石川総監から祝辞と将来発展への激励のメッセージがメンバーに贈られ、ジョセリン天願教団理事長が歴代開教使、歴代理事長の功績をたたえ、今後の同院発展への協力を求めた。また、マウイ郡部長より祝辞がのべられた。

✳︎ 写真は当日の記念撮影

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