えひめ丸17回忌追悼式典催される
[] 2017/2/16
2月9日午後1時43分犠牲者に黙祷
愛媛県立宇和島水産高校の実習船えひめ丸が、米原子力潜水艦グリーンビル号に衝突され、9名の犠牲者を出してから16年目、17回忌を迎えた去る2月9日、ホノルルのカカアコ臨海公園にある「えひめ丸慰霊碑」に於いて、えひめ丸17回忌追悼式典が、愛媛県知事、宇和島市長、犠牲者の遺族、宇和島水産高校生等、日本からの参拝団約百名、またハワイ州よりデービット伊芸知事ほか、関係者約百名が集い、しめやかに催された。
式典中、事故の起きた午後1時43分、犠牲者に黙祷、追悼した。
中村時広愛媛県知事は「事故から16年、遺族の悲しみは無くなりませんが、過去を受け止め未来志向のハワイ州と愛媛県の友情をあらためて育んでいきたい」とあいさつ。また、各代表者は、多くの犠牲者の上に結ばれた絆を将来につなげて行きたい、と将来への愛媛県とハワイの真の理解と友好親善を訴えた。
同慰霊式典には、ハワイ浄土宗別院主管楢柴裕文開教使が、ハワイ愛媛県人会から、また開教総監原源照師が、ハワイ浄土宗を代表して参列した。
(写真はハワイパシフィック社提供)