ハマクア浄土院が Historic Hawaii Foundation より顕彰される
[お知らせ] 2019/1/8
砂糖耕地全盛時代、日本仏教系寺院はハワイ全島に約160ヶ寺近くを数えたが、現在ではその数も減少し約90ヶ寺が存続、布教活動を続けている。中でも日本仏教系寺院で最初の寺とされるハマクア仏教会堂(現ハマクア浄土院)は、ハマクア地方5耕地の日本人総菩堤所として、1896(明治29)年、岡部学応師によって健立され、移民一世の人々、それに続く日系人たちの魂の休息所として大きな働きをしてきた。
現在の本堂は第4代吉田良雄師の時代、1918年(大正7年)に健立されたもので、2018年には建築100周年を迎えた。同院では主任開教使ワジラ・ランサ師やメンバーの熱意により、ここ数年以来建物の修復に力を尽くして来た。2018年はハワイ歴史協会の理解と協力を得て、フリーマン基金より、約8万ドルの寄付を得て、念願の本堂屋根をみごとに修復した。
同院の永年に亘る歴史建造物並びに環境保存の努力が認められ、同院は「2018年度史跡保存顕彰状」をHistoric Hawaii Foundation(ハワイ史跡保存協会)より受けた。ワンサ開教使は「みなさまの御助力により本堂の修復が見事にできました。本年(2019年)に迎えるハワイ開教125周年にむけて、一層の御指導をお願い申し上げます」と語っている。