ヒロ明照院門松
[報告] 2020/1/15
旧聞になりますが、ヒロ明照院は数年前から毎年大きな門松を飾っております。初めから大きかったのですが、年々エスカレートして今年はこのような大きさでした。
今年はヒロ郊外に住む檀信徒の弟さんの家に竹を取りに行きました。
4−5000坪の庭に大きな竹藪が幾つもあります。特にお金持ちというわけではありません。
庭には椰子やバナナはもちろんのこと、
スターフルーツや、
ジャボティカバもありました。
スターフルーツは淡白でクセがあまりなく、ジャボティカバはブドウににて美味です。
持ち帰った竹を切り、
注文分作ります(有料)。
大きな門松作りの際に、竹を斜めに切るのが一苦労です。
斜めに切るのは「そぎ」と言い、一説には1573年三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗した徳川家康が怒りに任せて城の近くの竹藪の竹を刀で片端から切り、旧暦12月であったため家臣がその竹を用いて門松を作ったことに始まると言われています。今年初めの日曜礼拝では門松について触れ、明照院門松チームが難しいにもかかわらず徳川家由来の「そぎ」で門松を作ることを讃えました。ヒロ明照院の元総代に、母方が武田信玄の子孫の人がいます。彼が門松チームに入っていないのはご先祖が「そぎ」の原因となったため気後れしているからにちがいない、と申すと笑っておられました。
その方の父方の祖父はヒロ明照院第2世開教使です。面白いご縁であると思います。
文責 ヒロ明照院主任 宮崎潤心