ヒロ明照院お盆
[報告] 2019/7/17
7月13日、14日にヒロ明照院でお盆がありました。
ハワイ仏教寺院は近隣寺院と盆踊りの日程が重ならないように調整する習わしになっています。カーチスタウン浄土院は8月第1土曜日、ハカラウ浄土院は8月第3土曜日、といった具合です。
ヒロ明照院は、本願寺ヒロ別院と7月第2、第3土曜日を毎年交代しています。理由は全米がん協会主催のリレー・オブ・ライフという行事が7月第3土曜日にヒロ行われるからです。この行事には相当数の参加者があります。
今年はヒロ明照院が7月第2土曜日でした。
法要が少し長引いたため盆踊りは7時10分ごろ開始となりました。天候に恵まれ、多くの参加者がありました。
翌日曜日は10時から法要がありました。お話はカリフォルニア州のクレイトン大学フライヤー教授(Heather Fryer)でした。フライヤー教授はハカラウ浄土院護持会員が運営する民宿に数か月にわたって滞在しており、私はハカラウ浄土院の行事で彼女と知り合いました。フライヤー教授はかつてヒロにあった新町という地域の調査をされており、新町とヒロの日系人社会についてお話をされました。
新町は互助を旨とする組合として1913年に組織され、1960年の津波で崩壊しました。明照院はかつて新町の近くにあり、フライヤー教授はひと月ほど前、明照院で2代目住職原哲雄上人の娘サダコさんに聞き取り調査をされました。
お話は大変好評でした。
武居熱血著「布哇一覧」(1914年)
布哇植民新聞1913年1月9日
文責 ヒロ明照院主任 宮崎潤心