ハマクア浄土院 護持感謝の集い
[報告] 2020/2/25
ハマクア浄土院が寺院護持感謝の新年ランチオン 催す
ハマクア地方砂糖会社 五つの耕地の在住日本人の総菩提寺として明治29(1896)年建立され、日本人移民の心の支えとなり栄えて来たハマクア仏教会堂(現ハマクア浄土院)は、戦後の砂糖産業の衰退と、砂糖耕地の消滅により、耕地キャンプ(集落)もまたとり除かれ、人口は四散、一帯は過疎化し、メンバーは減少、その後寺院は存続の厳しい状況に直面してきた。
その困難の中にも同院は、近年 本堂建物の修復、ペンキ塗装、史跡保存協会、フリーマン財団等の助成を受けて屋根の修復等々、寺院護持の懸命な努力を続け、今日に至っている。
同院では、2月23日、「釈尊 涅槃会」のサービスを勤めたあと、メンバーが隣りの町ワイメアに出掛け、同地のレストランに集まり、寺院護持感謝の新年のつどい—ランチオンを催した。
席上、ワジラ・ワンサ開教使は、厳しい寺院の状況の中、法灯の護持とお寺の維持に奉仕してくれているメンバーや外護者に対し深く感謝し、「ハマクア仏教会堂」を建立した人々の信心と喜びの心に触れ、明日のハマクア浄土院を目指しての一層の協力を求めた。
参会者はおいしいランチを楽しみ乍ら談笑し、佛縁につながる者の㐂びを分ち合って散会した。
(写真はワイメア町のレストランで)