ハマクア浄土院 ホノルルで感謝のつどい
[報告] 2019/5/4
本堂屋根 復原なったハマクア浄土院
ホノルルで感謝のつどい
1896(明治29)年、岡部学応師により建立され、ハワイ最初の日本仏教寺院として知られるハマクア浄土院の現在の本堂は、同院第4代、吉田良雄師の時代、1918(大正7)年に造られた建物で、昨 2018年「ハワイ史跡保存協会」より、歴史的建造物保存の努力が認められて、栄誉ある史跡保存賞を受賞した。
同院は過去数年に亘り、老朽化した本堂の修繕、補修、塗装等を自己資金とメンバーの寄付等、約9万ドルを費やし、行ってきたが、屋根修復まで手が廻なかった。
「ハワイ史跡保存協会」はハワイ歴史的建造物として同院本堂屋根修復の重要性を認め「フリーマン財団」に推奨、同財団が7万5千ドルを拠出、ハマクア浄土院に贈った。
同院はこの助成金により史跡保存協会の復原方針に従い、往事と同じ資材・建築手法により屋根復原を2018年10月、完了することが出来た。
ハマクア浄土院教団はこれを感謝し、去る4月11日、ホノルルに於いて「ハワイ歴史保存協会」、「フリーマン財団」各代表者、並びに同プロジェクトに対し、種々支援してくれた「仏教伝道協会」ハワイ支部長 ジョージ田辺博士夫妻に呼びかけ、感謝のつどいを催した。
同集会は、ハワイ浄土宗教団総監代行 江崎晃司師の祝祷で始まり、ハマクア浄土院主任 ワジラ・ワンサ舜爾開教使より、復原なった本堂の額入り写真が史跡保存協会とフリーマン財団、ジョージ田辺博士に贈呈され、感謝の言葉がのべられた。
両団体はハマクア浄土院の史跡保存の努力をたたえ、末永く将来に伝えるよう激励した。