カウアイ島2カ寺の大晦日
[報告] 2020/1/8
カウアイ島2カ寺の大晦日は、ここ5年ほど、ほぼ同じルーティンで、午後5時半より、コロア浄土院の除夜会と夕食会、午後11時からはカパア浄土院で除夜会を行い、翌朝カパア浄土院で修正会を行うという流れで行ってきました。
時間帯が異なりますので、一概に比較はできませんが、カパア浄土院での参拝者が毎年減少している事実に対し、コロアの法要では、主に非日系人の参拝者の増加がみられ、今年は多くの新規参拝者がありました。
おつとめの差定に洒水を取り入れた法要の後、法話を行い除夜の鐘の意義を説明してから、参加者全員で半鐘を合計108回打ち鳴らしました。鐘を鳴らす回数は一人3回と少なかったのですが、和やかな雰囲気の中、それぞれが、体験として除夜の鐘を楽しまれたと思います。
西欧人の仏教への関心の高まりを年々確実に感じる一方で、除夜会に参加した信徒はわずか4名と教団の弱体化という現状は非常に厳しいと痛感いたしました。しかし、少しでも明るい材料がある限り、努力を惜しまず希望をもって日々の法務に精進していく所存です。