ハカラウ浄土院涅槃会・新年会
[報告] 2019/2/25
2月24日(土)ハカラウ浄土院涅槃会・新年会がありました。
参加は法要が40名弱、新年会は60名ほどでした。
2月25日がお誕生日のお檀家、ニシモトさんもお祝いしました。御年96、お元気です。
ハカラウ浄土院はかつては400ほどの護持会員があったそうです。現在は19、お寺の近くに住む人はごくわずかです。お盆以外の法要のお参りは多くて10名ちょっと、少ない時は5-6人のこともあります。新年会には関係者のほか近所の方々もお招きするので数十名になります。
これは以前にもご紹介した、1914年発行の本にあるハカラウ浄土院周辺の地図です。
そこから海側にはダウンキャンプと呼ばれる集落がありました。地図にはダンブロキャンプ(Down Below Camp)とあります。浄土院から歩いて数分のところです。「床屋 宮地好蔵 清水庄太郎」とあります。宮地さんの孫の一人ヒロ明照院、清水さんの孫の一人はカーチスタウン浄土院の護持会員です。地図右端「病院」の右側は墓地でした。
グーグルマップのハカラウ浄土院と旧ダンブロキャンプです。現在はもう少し家が増えていますが、それでも往時の面影はありません。
プランテーションが廃業となり、人々は去り、開発業者が入って宅地が造成されました。旧ハカラウ病院から墓地を含む土地を買ったウォーカー夫妻は、旧墓地を手入れしてハカラウメモリアルパークとして開放することにしました。ご夫妻は敬虔なキリスト教徒ですが、旧墓地に眠る人々は仏教徒が多かっただろうから、と仏像を設置されるとのことです。まことにありがたいことです。
また、理事会の改選があり、あらたにフォーブス女史が会計担当となりました。フォーブス女史はハカラウ浄土院を含むハカラウ地域の古い建物を歴史的建造物として保存するために尽力されており、ハカラウ浄土院はこのたび歴史的建造物に指定されました。
米本土から来られたフォーブス女史やウォーカー夫妻といった方々がハカラウ地域のために努力されていることに、深い敬意を覚えます。
フォーブス女史が運営するウェブサイトはこちらです
https://www.hakalauhome.com/
文責 ハカラウ浄土院兼務主任 宮崎潤心