ハワイ開教区

GO FOR BROKE

[報告]  2019/2/19

2月17日(日)正午より、ヒロ明照院で映画GO FOR BROKEの上映会がありました。

 

https://www.goforbrokemovie.com/ (公式サイト)

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写真では見えにくいですが、故・楢柴裕文総監もハワイ浄土宗別院僧侶役で出演されています。

1941年12月7日の真珠湾攻撃当時、日本人・日系人はハワイの総人口の4割を占め、相当数の日系二世が兵役に就いていました。内通を恐れた米軍は彼らを隔離し、第100歩兵大隊と名付け、訓練を行ったところ優秀であったため、ヨーロッパ戦線に送られました。

真珠湾攻撃から一夜にして敵国人扱いを受け、ジャップと罵られた日系二世の兵士は名誉回復のため勇敢に戦い、多くの戦死者を出しました。補充部隊として第442連隊戦闘団が組織され、ヨーロッパで奮戦し、314%の死傷率と18000の勲章を得ました。どちらも驚異的な数字です。

彼らの合言葉がGO FOR BROKE(当たって砕けろ)でした。

映画は故ダン・イノウエ上院議員を含む実在した442連隊兵士たちの出征前の物語です。

終戦から74年が経ち、100大隊・442部隊従軍経験者はほとんどいなくなりました。

私がハヴィ・コハラ・ハマクア浄土院に勤めていたころ(2002-09)はお檀家の中に生き残りの方が数人おられて、お話を聞く機会に恵まれました。皆さんのお話で共通していたのは、日系人の名誉のために戦った、死を恐れることはなかった、ということでした。

今でもしばしば彼らのことを思い出します。

文責 ヒロ明照院主任 宮崎潤心

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