南米開教地

イビウーナ日伯寺おぼん大法要

[お知らせ]  2018/11/19

去る10月27日(土)、イビウーナ日伯寺にておぼん大法要が厳修された。

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午後3時より法要、180名の参拝者が、檀信徒農家の新鮮な野菜がお供えされた精霊棚の前で、今年は昨年より30基ほど増えた、436基の塔婆に書かれた名前を読み上げる導師の声に、懐かしい人たちの名前を探すように静かに耳を傾け、回向の祈りをささげた。

 

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法要後、同寺大ホールにて、イビウーナ文化協会太鼓チームの笛、太鼓に合わせ、盆おどりが行われ、夕食にはボランティアによる焼きそばがふるまわれた。また、野菜、果物などの地元特産品、たこ焼きフードトラックも出店、参拝客を楽しませた。

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ブラジルでは、11月2日が亡くなられた人々がこの世に戻ってくる「死者の日(万霊節)」である。この日は日系社会では「ブラジルのおぼん」と呼ばれ、日本のお盆同様、遠方に住んでいる家族、親戚も墓参に帰省する習慣がある。同寺の所在地であるイビウーナ近辺でも、農村地帯という土地柄、都市や遠方に住む同地出身者が多く、その帰省に合わせる意味で、11月2日直前の週末にこの大法要を行っている。そのため、他の法要より、若い世代や珍しい顔ぶれの参拝が多く、旧交を温める一幕もあり、同法要は、今やイビウーナにおける「ブラジルのおぼん」の風物詩となっている。

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