イビウーナ日伯寺 ともいき信行道場
[報告] 2018/7/25
イビウーナ日伯寺は、7月14日、15日の2日間、ともいき信行道場を開催した。ともいき信行道場は毎年1回、冬季休暇中に行われており、今回で5回目。家族で参加するもよし、個人で参加するもよし、様々な世代が一緒に活動し「共生-ともいき-」を体験する道場である。
今回は、地元イビウーナから13名、パラナ州クリチバから8名、またオウリニョス市(イビウーナから350km、サンパウロ州)から1名、計22名の参加者が集まった。
生け花や書道などのワークショップ、大念珠くり、敷地内の高台から夕陽に向かって念佛する「夕陽の集い」、夜の真っ暗な本堂で、本尊前の一灯火を分かち合う「ともしびの集い」、都会では見られない満天の星空を楽しむ「星空観察」など、人里離れた冬の自然を満喫しながら和やかに過ごした。2日目の15日には、地蔵まつり大法要が行われ、参加者が願い事を書いた短冊や、活動で作成した七夕かざりで飾られた笹竹と生け花が地蔵菩薩前に奉納された。
イビウーナ日伯寺は市街地から20㎞離れた山奥にある「不便な場所」。しかし、この道場は、その「地の利」を生かし、せわしい日常にはない、安らかで大らかな時間と空間の中で、世代を超えた人々が一緒に和やかにお念仏ができる、まさに同寺が目指す「ブラジルの念佛のふるさと」の目玉である。
今までは冬のみの開催であったが、夏休みにキャンプ形式で行うことも計画している。