南米開教区の年越し
[] 2019/1/15
大晦日には、それぞれの寺院にて、除夜の鐘、浄焚式、お餅つきなどの行事が行われ、檀信徒とともに厳か且つ、楽しく、アットホームに年を越している。
サンパウロ別院(除夜の鐘、修正会)
檀信徒は、除夜の鐘を撞いた人から本堂に入っていき、全員が入ったところで修正会がはじまる。法要後、サロンにてお雑煮が振舞われる。
マリンガ日伯寺(浄焚式、除夜の鐘、修正会)
はじめに浄焚式が行われ、古損する仏像・経巻や仏壇・位牌等を浄火を以って焚焼した。そこから除夜の鐘で、一人一人が鐘を撞き、その後、修正会を行った。
今年は、約60名が参加し、そのうち20名が非日系人だった。
法要後、毎年恒例の祈願風船投げが行われ、それぞれ紙に自分の願いを書き、風船に貼り、思いを乗せて、一斉に風船が投げられた。
その後、婦人会が準備したお餅と年越し蕎麦を食べ、今年が良い年となることをみんなで願って解散した。
イビウーナ日伯寺(除夜の鐘、修正会)
イビウーナでは、昼から夜中年が明けるまでずっと鐘つきのお参りを受け付けている。当寺は市街地から離れた場所に位置しており、夜遅く来るのが難しい人たちを考慮してこのような形をとっている。
修正会は、夜中の除夜の鐘をついて0時から本堂で行った。
また除夜の鐘に来られる家族が食事を持ち寄って、年越し会もしている。
時間を気にせず、気軽に来れて、楽しく且つ厳かな雰囲気が味わえるスタイルが魅力となっている。
クリチバ日伯寺(餅つき、除夜の鐘)
大晦日に毎年恒例の餅つきを行っている。
今年も「よいしょー、よいしょー」の掛け声のもと、元気に楽しく餅をついて、来年も素晴らしい年になることを願いながら、みんなでつき立てのお餅を食べた。
また年明け前には、除夜の鐘を行った。クリチバのお寺には梵鐘がないため、小キンを使って参加者が交代しながら108回、鐘を鳴らして、煩悩を打ち消し、良い年を迎えれるよう願った。
2019年(平成31年)が、みなさまにとってより素晴らしい年になることを南米開教区開教使一同、心より祈願しております。
本年も何卒、よろしくお願い致します!!
合掌