子供の園60周年記念式典
[報告] 2018/11/13
子供の園が60周年を迎え、記念式典を開催した。
この記念式典には、創設者である長谷川良信のご子息であり、大乗淑徳学園理事長である長谷川匡俊氏を代表とする団体も日本からお祝いに駆けつけた。
子供の園は、昭和33年9月、周囲の要請も受け、別院日伯寺に精神薄弱児治療教育部・養護教育部として発足した。
13人の精神薄弱児と親のない子供を養護することから始まり、 昭和34年3月に、日伯寺学園内の精神薄弱児治療教育部・養護教育部は、信徒の井口吉三郎よりサンパウロ州イタケーラ区の土地と建物2棟の寄贈を受け移転し、「子供の園」と命名された。初代園長には佐々木陽明が就任し、同年11月には「子供の園」の経営安定のために法人組織として「パリスタ児童療護会」(現・社会福祉法人「こどものその」)を創立した。
現在では、精薄児教育施設の「こどものその」と精薄成人の社会復帰職業訓練所である「実習センター」、「養鶏部」、「陶芸部」が設けられ、活動が継続されている。
記念式典前日には、市議会にて、60年継続されているこの活動に対して、子供の園関係者に感謝状が贈られ、長谷川匡俊氏にも感謝状が贈られた。
記念式典当日、先亡者のために法要が営まれ、長谷川匡俊氏が導師を勤め、南米開教使全員が出仕した。
読経中、参列者が焼香し、先人たちのご苦労を称え、感謝の念を捧げた。
法要後、祝宴が開かれ、来賓、参列者、入居者が一同に会し、このめでたい日を共に喜んだ。
また南米開教区の各寺院からもそれぞれ団体にて、お祝いに駆けつけた。